専門家向けセミナー
当薬局では、過去に国内で漢方の薬剤師、医師向けの専門家向けのセミナーを実施し、臨床面における煎じパックの有用性を紹介してきました。
ここではその一部をご覧いただけます。
これらは全て私どもの薬局の漢方に対する長年の研究成果であり、全てオリジナルの内容です。セミナー内容の公開は医学の発展に資することを期待してのものですが、当薬局の許可なく内容について複製及び転載することは固く禁じます。セミナーおよび各スライドの内容の著作権は薬煎院薬局にございます。






腸内に善玉菌が増えると善玉菌は食物繊維を餌として増え、その際に酪酸などの低分子脂肪酸を作り出します。これが体の中で制御性T細胞(Tレグ細胞)を増やし、その結果としてアレルギー抑反応が抑制されると考えられます。
実際、漢方薬によるアレルギー抑制はアトピーに限らず同時に花粉症なども根本治療可能です(抗原や発症部位を選びません)。

しかし漢方薬には沢山の食物繊維が含まれることから、漢方薬を継続服用すると(つまり腸内にコンスタントに食物繊維が供給されると)、食物繊維を餌として腸内善玉菌量がプラトーに達します。
善玉菌が増えるとと全その代謝物質も増え、さらに常に供給されることにより、結果として体質改善がもたらされると考えられます。

この効果は煎じパックだからこそ成し得るものだと確信しています。
追跡調査の結果より、治療後は漢方薬を止めても再発することはほとんどありません。

この例は煎じパックを不妊症治療に応用した例ですが、服薬1か月目から患者さんの子宮内膜に厚さは受精卵の着床に適した数値まで肥厚してくるなど確実な効果が得られます。
煎じパックはドクターショッピングに疲れた患者さんに対し、最後の希望を提供可能です。

使い分け方法としては、長期服薬が強いられてる慢性疾患治療ほど、煎じパックが有用です。
一方、短期服薬で済む急性および亜急性疾患では、エキス剤の方がコストや利便性が高いと言える。
両者を上手に使い分けることにより、患者さんにとってより良い治療が行えると言えます。